ガスがんは、エアソフトガンの仲間である。エアソフトガンは、プラスチック製の弾丸を低圧の圧縮空気、または難燃性の低圧ガスの圧力で発射する機構を持つ遊戯銃である。
<操作手順と動作>
(1)手動でハンマー(撃鉄)と呼ばれる部分を起こす。(この動作を行わず2の動作から出来るものもあれば、必要ないものもある)
(2)手動でスライド(遊底)と呼ばれる部分を引き、その後元の場所まで戻す。すると、薬室(チェンバー、はじめに弾が入る場所)に弾丸が詰め込まれる。
(3)引き金(トリガー)を引く。
(4)弾丸が気体の圧力で押される。
(5)押された弾丸は薬室から離れ、内銃身(インナーバレル)で加速する。
(6)弾丸が銃口から飛び出す。
発射に用いる気体をどのように供給するかで、「エアコッキングガン」と「ガスがん」という分類に大別される。
<ガスがん>
内部に空気を圧縮する機構を持たず、難燃性ガスや圧縮空気を外部から供給して利用するタイプ。
バルブを開いてガスを薬室に入れることで弾丸を発射する。外部にガスボンベやエアタンクを用意し、そこからホースで銃に供給する方式を「外部ソース式」、本体内や弾倉(マガジン、弾をつめる道具)内に液化ガスを注入し、気化したガスを利用する方式を「リキッドチャージ式」という。
外部ソース式には、主にエアタンクに圧縮空気をためたもの、フロンガスボンベと銃との中間にホースを介してブースター(空ボンベ)を複数つないでガスの気化を促進させる「ブースターシステム」、炭酸ガスを特殊なレギュレーターで安全に減圧して使用する「グリーンガスシステム」がある。
リキッドチャージ式の中には、過去に「ボンベ直結式」というものがあり、グリップ内タンクの容積では発射弾数に限りがあるのでガスボンベを直接グリップ直下に取り付けて発射弾数を向上させた、「MGCキャリコ」、「WA/AR−7マッドドッグ」などがあった。
固定スライドと電磁弁
<固定スライドガスがん>
引き金を引くとハンマーが倒れてバルブノッカーを叩き、バルブノッカーに叩かれたバルブが一定時間開くことで発射を行うタイプ(機種によってはハンマーが直接バルブを叩く)。「フィクストガスガン」とも呼ばれる。
最も古い構造のガスガンであるが、構造が単純で信頼性が高く、機構の静粛性が高いため、消音効果が高い。最初の固定スライドガスガンは、マガジンバルブを叩くタイプではMGCの「ベレッタM93R」。機関部内のバルブを叩くモデルではウエスタンアームズの「AR-7ハイパワーカスタム」である。
最近ではガスブローバックの音を敬遠したサバイバルゲーマー向けに、新たな固定スライドモデルがサイレンサー、フラッシュライト等と合わせて発売されている。代表的な製品として、東京マルイの「SOCOM Mk.23」、マルゼンの「ワルサーP99 フィクスト」等がある。
<電磁弁銃>
引き金を引くと電磁弁が一定時間開き、そこからガスを導入するタイプ。電磁弁を使用するため、動力源としてガスのほかにバッテリーが必要となる。
稼動部分が少ないため、固定スライドガスガンよりさらに静粛性が高く、制御回路によってパワー調整が可能。かつてアサヒファイヤーアームズがこの方式の「ワルサーWA2000」を発売していたほか、個人やガンショップなどで電動ガンやエアボルトアクションをベースに製作している。
引き金を引くとハンマーが倒れてバルブノッカーを叩き、バルブノッカーに叩かれたバルブが一定時間開くことで発射を行うタイプ(機種によってはハンマーが直接バルブを叩く)。「フィクストガスガン」とも呼ばれる。
最も古い構造のガスガンであるが、構造が単純で信頼性が高く、機構の静粛性が高いため、消音効果が高い。最初の固定スライドガスガンは、マガジンバルブを叩くタイプではMGCの「ベレッタM93R」。機関部内のバルブを叩くモデルではウエスタンアームズの「AR-7ハイパワーカスタム」である。
最近ではガスブローバックの音を敬遠したサバイバルゲーマー向けに、新たな固定スライドモデルがサイレンサー、フラッシュライト等と合わせて発売されている。代表的な製品として、東京マルイの「SOCOM Mk.23」、マルゼンの「ワルサーP99 フィクスト」等がある。
<電磁弁銃>
引き金を引くと電磁弁が一定時間開き、そこからガスを導入するタイプ。電磁弁を使用するため、動力源としてガスのほかにバッテリーが必要となる。
稼動部分が少ないため、固定スライドガスガンよりさらに静粛性が高く、制御回路によってパワー調整が可能。かつてアサヒファイヤーアームズがこの方式の「ワルサーWA2000」を発売していたほか、個人やガンショップなどで電動ガンやエアボルトアクションをベースに製作している。
| ガスがんの種類
BV式(1)
<BV式ガスがん>
80年代に考案されたエアーガンのフルオートメカニズム。 後方に向かってばねのテンションがかかったインナーバレルとサブチャンバーの間にOリングを配しOリングを抜けるときの圧力の溜めで発射する。
引き金を引くと、ガスの圧力がBB弾をサブチャンバー内に送りOリングでせき止められる。圧力はそのままOリングごとバレルを前方に動かしOリングの逃げとして外周が広くなったところでBB弾がOリングを抜けて前方に射出される。発射後インナーバレルはばねによって元の位置に戻り、このときに次弾を薬室に装てんする。インナーバレルが元の位置に戻るときにも、引き金を引いている限りガスを流しているため、ガスの消費が多い。フルオートに適した機構で、基本的には圧力のみでパワー調整ができる。
史上初のBV式ガスガンは85年に発売されたJACバトルマスター(BM-I)でマガジンはねじ込み式30連、ボンベ直結式であった。翌年、マガジンを交換できるようにしたJACスターリング(BM-II)は初の実用フルオートガスガンとして大ヒットした。
エアー給弾システムは装弾数が増加する中で考案された。ユニットからマガジン内にエアーを供給しマガジン自体をガスルート化し同時に送弾も行うBv式の為のシステムである。アサヒファイアーアームズがJACブランドで生産したJACブッシュマスター(60連マガジン)から搭載され、最終的にはアサヒFN−MINIMIの500連にまで進化した。
80年代に考案されたエアーガンのフルオートメカニズム。 後方に向かってばねのテンションがかかったインナーバレルとサブチャンバーの間にOリングを配しOリングを抜けるときの圧力の溜めで発射する。
引き金を引くと、ガスの圧力がBB弾をサブチャンバー内に送りOリングでせき止められる。圧力はそのままOリングごとバレルを前方に動かしOリングの逃げとして外周が広くなったところでBB弾がOリングを抜けて前方に射出される。発射後インナーバレルはばねによって元の位置に戻り、このときに次弾を薬室に装てんする。インナーバレルが元の位置に戻るときにも、引き金を引いている限りガスを流しているため、ガスの消費が多い。フルオートに適した機構で、基本的には圧力のみでパワー調整ができる。
史上初のBV式ガスガンは85年に発売されたJACバトルマスター(BM-I)でマガジンはねじ込み式30連、ボンベ直結式であった。翌年、マガジンを交換できるようにしたJACスターリング(BM-II)は初の実用フルオートガスガンとして大ヒットした。
エアー給弾システムは装弾数が増加する中で考案された。ユニットからマガジン内にエアーを供給しマガジン自体をガスルート化し同時に送弾も行うBv式の為のシステムである。アサヒファイアーアームズがJACブランドで生産したJACブッシュマスター(60連マガジン)から搭載され、最終的にはアサヒFN−MINIMIの500連にまで進化した。
| ガスがんの種類
BV式(2)
エアーフルオートに3点バーストを初めて導入したのがアサヒFNCでバレルの前後を機械的にカウントしトリガースイッチを切るシステムが考案されガス消費の面でもやや燃費が向上した。
当時は飛距離を延ばすホップ機構等がほとんど無かった為、パワーを強化することで射程を延長していた。サバイバルゲームではパワー競争により危険性が増大、一気に衰退する原因になった。また、発射中絶えずインナーバレルが動き続けるため、命中精度の追求が難しい。
JAC/MP5シリーズのようなリキッドチャージ可能な機種もあったが、事実上外部ソース式、特に気温の影響の無いエアーに適した機構である。先述した電動ガンが登場するまで、エアーガンの主要構造であった。 JACやアサヒファイヤーアームズなど、多くのメーカーが発売していた。なお、BVの語源は、「Bullet Valve(弾丸がバルブの役割をする)」や「Barrel Vibration(銃身が振動する)」等諸説存在する。
2006年に改正され2007年2月21日に施行された銃砲刀剣類所持等取締法により、0.989J(ジュール)を超えるものは準空気銃とみなされ所持禁止となった。パワーソースで自由に調整できるBV式ガスガンは0.989Jを超えてしまう場合もありうるため、事実上無改造での所持は不可能となった。改正銃刀法の猶予期間に各ショップで制御弁を組み込んでデチューンしたものもあるがごく少数と思われる。 しかし2007年、入力圧の変化に関係なく弾丸エネルギーを安全基準内に制御できる改良型BV式M4A1がM&G社から登場した。
当時は飛距離を延ばすホップ機構等がほとんど無かった為、パワーを強化することで射程を延長していた。サバイバルゲームではパワー競争により危険性が増大、一気に衰退する原因になった。また、発射中絶えずインナーバレルが動き続けるため、命中精度の追求が難しい。
JAC/MP5シリーズのようなリキッドチャージ可能な機種もあったが、事実上外部ソース式、特に気温の影響の無いエアーに適した機構である。先述した電動ガンが登場するまで、エアーガンの主要構造であった。 JACやアサヒファイヤーアームズなど、多くのメーカーが発売していた。なお、BVの語源は、「Bullet Valve(弾丸がバルブの役割をする)」や「Barrel Vibration(銃身が振動する)」等諸説存在する。
2006年に改正され2007年2月21日に施行された銃砲刀剣類所持等取締法により、0.989J(ジュール)を超えるものは準空気銃とみなされ所持禁止となった。パワーソースで自由に調整できるBV式ガスガンは0.989Jを超えてしまう場合もありうるため、事実上無改造での所持は不可能となった。改正銃刀法の猶予期間に各ショップで制御弁を組み込んでデチューンしたものもあるがごく少数と思われる。 しかし2007年、入力圧の変化に関係なく弾丸エネルギーを安全基準内に制御できる改良型BV式M4A1がM&G社から登場した。
| ガスがんの種類
ブローバック、リボルバー
<ブローバックガスがん>
発射の際にガスの圧力で遊底が後退し、オートマチック式の実銃のブローバック機構同様、自動的に次弾の装填を行うメカニズム。現在では弾丸の発射とブローバックをワンウェイで行う形式がほとんどに採用されている。
いつ弾丸が発射するかによってアフターシュート(遊底後退後に発射)、ミドルシュート(遊底後退中に発射)、プレシュート(遊底後退前に発射)の3種類がある。弾丸の発射とブローバックをガスの圧力で行うため、ブローバックしないガスガンより"燃費"が悪い。 多くのエアガンメーカーが発売しており、それぞれさまざまな機構でブローバックをさせている。
アフターシュートではMGCグロック17が日本初の実用ガスブローバックとして有名。
<ガスリボルバー>
リボルバー式の銃を模したガスガン。大きく分けて、弾丸を装てんした薬莢を実銃同様にシリンダーに装てんするカート式と、そうでないカートレス式の2種類があり、前者は操作をリアルにできるが、構造上作動ガスのロスが大きく、命中精度が非常に低い。後者はシリンダー構造のリアリティを放棄することを前提とするため、命中精度を追求することが容易であるが、撃ち切った後の再装てんはカート式より手間がかかるものが多い。カートレス式ガスリボルバーの構造として、タナカワークスのペガサスシステムが有名。その他にも、シリンダーに特殊な構造の薬莢を固定することで、1つのシリンダーに4発×6ホール弾を装填し24連射が可能な、カート式とカートレス式の中間的な構造のモデルが東京マルイより発売されている。
<ガスボルトアクション>
エアボルトアクションとほぼ同じものだが、スプリングとピストンが内蔵されていたボルト(遊底)内部をガスタンク化したもの。スプリングを強化するとコッキングしにくくなる欠点をガスタンク内のバルブを叩くだけの力に抑えることができる為容易にコッキング操作ができるようになった。また、トリガープルも向上した。欠点はガスタンクの容積が小さい事と寒さに弱いなどガスガン特有の欠点を受け継いでいることである。タナカワークスのM700シリーズのように、弾倉内にガスタンクを備えるものも存在するが、こちらはボルト内にガス流路と撃針を備える
発射の際にガスの圧力で遊底が後退し、オートマチック式の実銃のブローバック機構同様、自動的に次弾の装填を行うメカニズム。現在では弾丸の発射とブローバックをワンウェイで行う形式がほとんどに採用されている。
いつ弾丸が発射するかによってアフターシュート(遊底後退後に発射)、ミドルシュート(遊底後退中に発射)、プレシュート(遊底後退前に発射)の3種類がある。弾丸の発射とブローバックをガスの圧力で行うため、ブローバックしないガスガンより"燃費"が悪い。 多くのエアガンメーカーが発売しており、それぞれさまざまな機構でブローバックをさせている。
アフターシュートではMGCグロック17が日本初の実用ガスブローバックとして有名。
<ガスリボルバー>
リボルバー式の銃を模したガスガン。大きく分けて、弾丸を装てんした薬莢を実銃同様にシリンダーに装てんするカート式と、そうでないカートレス式の2種類があり、前者は操作をリアルにできるが、構造上作動ガスのロスが大きく、命中精度が非常に低い。後者はシリンダー構造のリアリティを放棄することを前提とするため、命中精度を追求することが容易であるが、撃ち切った後の再装てんはカート式より手間がかかるものが多い。カートレス式ガスリボルバーの構造として、タナカワークスのペガサスシステムが有名。その他にも、シリンダーに特殊な構造の薬莢を固定することで、1つのシリンダーに4発×6ホール弾を装填し24連射が可能な、カート式とカートレス式の中間的な構造のモデルが東京マルイより発売されている。
<ガスボルトアクション>
エアボルトアクションとほぼ同じものだが、スプリングとピストンが内蔵されていたボルト(遊底)内部をガスタンク化したもの。スプリングを強化するとコッキングしにくくなる欠点をガスタンク内のバルブを叩くだけの力に抑えることができる為容易にコッキング操作ができるようになった。また、トリガープルも向上した。欠点はガスタンクの容積が小さい事と寒さに弱いなどガスガン特有の欠点を受け継いでいることである。タナカワークスのM700シリーズのように、弾倉内にガスタンクを備えるものも存在するが、こちらはボルト内にガス流路と撃針を備える
| ガスがんの種類